2017/02/28

2017 Davis cup World group R1に行ってきました その4 Rubber1 ダニエル太郎 vs リシャール・ガスケ

 前置きがとても長くなりましたが、いよいよ試合。
 試合直前のジル・シモンとのハグ。




 ジル「頼んだぞ」、リシャール「わかってる」そんな感じかな。今回はツォンガとモンちゃんいないけど、俺たちがんばるぞ!と二人は思ってたんだと思う。 

 「先輩、ガットはどうします?」と言いたそうだけど声をかけられないでいるプイユくん。きっとノアは「リシャール、早くしてくれなぁ…」と思ってる。



 
 Rubber1、対戦相手のダニエル太郎選手はランキング114位(2017.1.30時点)。太郎くんは前週のマウイ(チャレンジャー)で準優勝していた。勢いに乗ったらいやな相手だし、どちらかと言えばデ杯が得意なタイプだし、ホームだし、何があるかわからないと思っていた。何しろガスケは隙がないとは言えない選手なので、何をきっかけに崩れていくかわからないし。

 まず練習。

 そのブルー、似合ってる。

 フランス応援団は、日本へのレスペクトを忘れていないということでしょうか…。

 背中には「 FRANCE」



 試合直前にもちろんグリップテープを巻き直します。マウーさん、ちゃんと見守ってくれてる。ノアはどんな言葉をかけているのか?



 華麗なるバックハンド。


タロウくん、もう少し何かできたかもしれない。何もかも、今後の糧にしてほしい。それにしても、どうしてあんなにガスケのバックを攻めていたんだろうか…?

 途中からは独壇場だった。ラインの中にどんどん入ってきてたし。


 「それ、ちょうだい」はデ杯でも変わりません。ボールパーソンも、把握してくれていたと思う。

 ご所望のボールを入手したら、安心してサービスモーションに入ります。


 連写3枚。この構えかっこいい。



 「いいぞ!リシャール!」
 1st set終わりには「ガット張り替えたラケット、早く持ってきて!」みたいなアクションを見せてた。ラインズマンのジャッジに問題が多かった。

 S席だったけど、対角線延長上の席はなかなか見ごたえがありました。


 連写3枚。トリミングに少し難あり。




 キレッキレのバックハンドが何本も決まってた。お客さん「今、何が起きた?」って感じになってて、さらに拍手していいものかどうか迷ってた感じだったけど。

 終わってみれば、ガスケの貫禄勝ち。タロウくんを全く寄せ付けない勝ち方でした。

 ■Rubber1
  R.Gasquet  def.  T.Daniel  6-2,6-3,6-2

 植田監督とは、どんな会話をしたんでしょう?

 ノアキャプテンと。

 プイユくんと。よかったね。マウーさんも笑顔。

 インタビューを終えて、お客さんにサイン。ジャパンの赤いの着てる人たちにもね。


 無事に初戦で勝利を飾ることができて、一安心。終わってみればガスケの圧倒的な勝利だったけれど、5セットマッチだし、寒いからガスケの腰は気がかりだし、本当に何が起こるかわからないと思っていた。2nd setは1度ブレイクされながらも、すぐにブレイクバックして、経験値の差を見せつけた感はあった。会場はそれほどデ杯の”ホーム”って感じではなかったけど、それでもガスケの様々なすばらしいショットに対して、拍手はまばらだったことを思えば、やはりアウエーだった。私は完全に非国民でした。はい。

 ここでようやく、Nさんが買ってきてくれたお弁当をいただくことに。あぁ、ほんとうによかった。よかった。


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