高校時代からの友人なので、お互い色々なことはわかっている。Jはとってもしっかりものさんで下調べを十分にして計画をたてるし、私と違って地図もちゃんと読めるので、とても頼もしい。
しかしながら…実際に飛行機の予約をしようと具体的な検討を始めると、なかなか互いに難しい。それぞれに自身の計画があるので譲れない部分が多すぎる…。少しずつ歩み寄りも考えたが、結局は「大半、別行動にしょう」で落ち着いた。旅を終えた今は、それでよかったんだと思う。
7/24(月)4:30に目覚まし時計をセット。10分前に自然と目が覚め、シャワーをして5:45に自宅を出発。リムジンバスの出ている駅まで電車に乗る。余裕を持って到着。バス停では係のおじさんがチケットを販売していた。予約していなかった私は「2列目に並んでね」と言われたのだけれど、私の後ろに誰も並ぶことなく「ん??」(他にも「予約してません」という声は聞こえてきた)と頭の中に疑問符を残しつつも、みんながバスに乗り込むのを待ち、最後にバスに乗り込んだ。ほぼ満席だった。もし、これで乗れなかったりしたらたぶん一言申してたと思うけど、ま、乗れたからいいや。
8:30、成田空港第1ターミナル南ウイングに到着。スカンジナビア航空(SAS)のチェックインカウンターを確認して、無事にJとも合流。Jは今朝一番で洗濯も済ませてきたと言う、なんていうしっかり者なんだ(笑)
カウンターで荷物を預けて「コペンハーゲンでお乗り継ぎして、ベルゲンまでですね。お荷物はベルゲンでお受け取りになってください。」とお姉さんに言われる。この時は、スーツケースを到着時に受け取ることは、ごくごく普通のことだと思っていた。
今回は、化粧品を免税店で買おうとあらかじめ決めていた。これぞ正しい海外旅行!ただ「乗り継ぎの際、ひょっとしたら没収される可能性があります」と言われる…それを防ぐための、たいそう大きな袋に入れてくれた。
ちょっと久しぶりの飛行機、ワクワクしながらも「席、せまいなー」というのが初めの印象。それでも窓側だったこともあり、だんだん狭いスペースにも慣れてきた。前には外国人のパパと小さな娘さんの二人組。多分奥さんが日本人なのだと思われ、ふたりは流暢な日本語で会話していた。
スカンジナビア航空を利用するのは初めて。すぐに出てきた機内食は可もなく不可もなく。今までのなかで一番、お皿がやわい素材でできていた。特にカップにお茶を入れてもらった時は、ふにゃっと折れてしまわないかと少し驚いた。ケーキのストライプがキレイ。「アルコールは有料」と書かれていると思ったので、ビールを飲みたい気持ちを抑えてりんごジュースをお願いした。ビールをお願いしてもよかったのだろうか…?
窓に美しい結晶ができていた。
機内の映画はめぼしい作品はやっておらず『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅 』を映像のみ流しておく(2度目)。『トレインスポッテイング2』もあったけど、そういえば1を見てないから、2から見るのもなぁと見ず。あとはガイドブックで計画を再検討して、寝ていた。
2食目はサンドイッチ。
コペンハーゲンに無事到着し、空港内を急ぐ。ベルゲン行きの便出発まで45分しかないのだ。問題の、免税店で買った化粧品は、手荷物検査係のおじさんが念入りにチェックし、またたいそうな袋を入れ替えて無事に手元に戻ってきた。よかった。出発時刻10分ほど前にゲートに到着。小さな飛行機に乗り込む際は、一度外に出てからタラップを昇る仕組みだったので、スーツケースが積み込まれている様子も間近で見えた。Jとふたりで「ちゃんと積んでくれてるよね〜?」とお気楽に話をしていた。この時、実際のところ我々のスーツケースは見当たらなかったんだよなぁ(笑) それでも「まさかねぇ、そんなぁ」と思ってた。
小さな機内では、スチュワードとスチュワーデスさんが二人で飲み物を配ってくれた。「カフェ〜 オア、ティ〜。カフェ〜 オア、ティ〜。」と最初にお兄さんが周ってきて、周囲の人がお水をもらっていたので、暑かった私はお水をもらうことにした。Jはコーヒーをお願いしたところ、お兄さんがコップだけをテーブルに置いていく。きょとんとするJ(笑) そして次に前からお姉さんが「ティ〜。ティ〜。」と前からやってくる。ん?「カフェ、オア、ティ」と確認していたお兄さんはなんだったんだ???
そして、お姉さんはすぐになぜか一度いなくなった。少しして再登場したお姉さんはエプロンを付けていた(笑) それが無いとだめだったのか??おっかしくて、たまらない。そして待ちきれなくなったJは、お姉さんからティをもらうことにした(笑)「お兄さんに「コーヒーって言ったじゃないか、と思われるかなぁ」とJ。最初のお兄さんの行動といい、エプロン忘れるお姉さんといい、もうとにかくおっかしくて、たまらない。
そんなこんなで楽しくベルゲン空港に到着。スーツケースが出てくるのを待っていると、随時みんなの荷物が出てきた。スーツケースと共に出口へ向かうみんな。ターンテーブルを回るスーツケースが少なくなって、どんどん人がいなくなっていく。気がつくと、私たちだけになっていた…。あれれれ??これはまさかの??ロストバゲッジというもの???
窓口のおばさんに、スーツケースの形状、色、重さと、滞在先のホテルの住所、滞在期間を確認され「申し訳ないわね。明日、ホテルのレセプションに届けるわ」と"overnight kit"を渡された。Jはだいぶ落胆していた。諦めきれず、次の便で来た荷物も見てみたが、私たちのは無かった…。
スーツケースをごろごろして大変そうなみんなを他所目に、身軽な私たちは"Light Rail"で市内へ移動。チケット購入に難儀し、どこまで乗ればよいのかもよくわからず…少し時間がかかったけれど、"Byparken(市民公園)"まで1時間ほどで到着。(バスの方が早いのだけど、120NOK)
スーツケースをごろごろして大変そうなみんなを他所目に、身軽な私たちは"Light Rail"で市内へ移動。チケット購入に難儀し、どこまで乗ればよいのかもよくわからず…少し時間がかかったけれど、"Byparken(市民公園)"まで1時間ほどで到着。(バスの方が早いのだけど、120NOK)
今夜のホテルは”Augustin Hotel" レセプションのお姉さんにロストバゲッジの件をお伝えしておく。
お部屋はコンパクトでありつつも、それなりにスペースはあり(スーツケースを広げたい!)。ベットはなんだか細長い(笑) ホテルで一息したら、港の方面にぶらぶら。夕食は贅沢をして"Bryggeloftet & Stuene
ハンザビールで乾杯して、ロブスターとサーモンをいただくことに。ロブスターおいしかった〜!!付け合わせのじゃがいもはホックホク。
ほろ酔い気分でホテルまで戻り、スーツケース(荷物)のない現実と向き合う私たち。幸い、私は下着と化粧品一式を手荷物で持っていたので、さほどの苦労はなく。何年もの間、海外旅行で飛行機に乗り込む際、手荷物に下着を1set入れていたけど、荷物が増えてしまうから、最近は「下着必要ないなぁ〜」と思い、持っていないこともあった。今回は神の啓示か??パンツをひとつだけ入れていたのでした。なんだったんだか(笑)いつ、何が起こるかわからないので、やはり下着とソックスは1set持っていた方が無難。一晩で荷物が戻って来ればいいけれど、そうはいかないこともあるらしいし…。
空港でもらった"OverNight kit"には
・Tシャツ(XLサイズ。パジャマとして使用) ・歯ブラシ、歯磨き粉
・化粧下地?(UVあり) ・洗剤(いや、乾かないってば) ・制汗剤
・シャンプー ・ブラシ ・サニタリーグッズ
が入っていた。
バスタブがあったのだけど、シャワーで済ませて就寝。
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○この日の移動
11:10 SK984 成田から出発
15:30 コペンハーゲン 着
16:15 SK2872 コペンハーゲンからベルゲンへ
17:35 ベルゲン着
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