2017/08/19

2017 夏、ベルゲンとコペンハーゲンに行ってきました その6 フィン・ユール氏に魅せられて

 オードロップゴー美術館(Ordrupgaard Museum)を目指します。


 駅に向かおうとしていると思われるカップルにそっとついていき、途中でふたりとは別の道を選んで駅に無事到着。迷わなくてよかった。駅構内に入ったところで雨がたくさん降ってきた。

 しかーし、どの列車に乗ればいいのかがわからない…。案内板を見てみても、該当の列車を見つけられない。これは人に聞いてみるしかないと思い。係員のお姉さんに「クランペンボーに行きたいのだけど」と聞いてみると「あっちで聞いてみて」とフラれる(涙) 仕方ないので、警備係と思われる強面のおじさんに恐る恐る聞いてみると「1番ホームだよ」と教えてくれた。1番ホームに降りてみたものの「これでいいのかなぁ?」と不安は拭い去れず、また別のお兄さんに聞いてみた。「これでOKだよ」と。


 列車に乗り込んだら、窓が雨で濡れていた。ガラガラだった。車内に衣紋掛けがあった。(写真右)

  駅の名前をひとつずつ確認して、Klampengorg 駅に到着。列車に乗るまでに時間がかかったけど、乗ったら早かった。20分ぐらいだった。

 ここも雨が降っていた。なんで傘を置いてきちゃったんだろう?駅を出て、道路を横切った所のバス停からバスに乗り、美術館へ。運転手さんに「オードロップゴー美術館に行きたいの」と伝えておいたら、無愛想だけど教えてくれた。同じバスを降りたご夫婦について行きつつ、森の中を歩いて行くと…

 じゃーん!美術館に到着です。わぁ〜っ!インパクトあるわ…。新国立競技場の建築計画で話題になった、ザハ・ハディドさんの設計。彼女の作品の中では、数少ない、実現した建物のひとつだそう。

 チケットを受け取ると「フィン・ユール邸も開いてるわ」とのことで、歓喜します。開いていないと思ってたし、時間がないかな?とも思っていたのです。美術館内には、モネやセザンヌの作品がありました。

 外から、カフェのあたり。


  中からカフェを撮影。ほんとは入ってコーヒーでも飲みたかったけど、時間がないので諦めます。

 で、気持ちはもう”フィン・ユール邸”なのですが、案内が見当たらず「どこなん?どこなん?」と小雨の降る中、人についていきます。

 ありました!うわー!!


 ただし…さらにお家の入口がわからず庭からフラフラしていると、中にいたおじさんが「反対側から入れるよ」と手振りで教えてくれました。ありがとう。
 ドアを警備のおじさんが開けてくれました。入って左側のワークルーム。

 フィン・ユールさん(Finn Juhl)とは、A.ヤコブセンやH.ウェグナーと並んでデンマーク家具黄金時代の中心人物の一人、建築家兼インテリアデザイナー。
 玄関の正面にあるガーデンルーム。ここがとにかくステキで、完全にノックアウト。ユールさんの色使いが好きなんだなぁ。

 反対側から撮影したもの。

 玄関から、右側に進むとダイニングルーム。

 キッチン。ここにも窓から光が入ります。

 さらに進むと主寝室。以前は、この奥の窓が来場者の入口になっていたようです。

 手前右にあるのがベッド。意外と小さい。

玄関から左側に進むとリビングルーム。暖炉があります。手前にあるのはチーフティン・チェア。奥はソファ・ポエト。

 大きな窓がとってもいい。




  あぁ…こんなステキなお家に住んでいたら、考えることも違うんだろうなぁなんて、急に自宅を思い出してしまうのでした。フィン・ユールさんのことは、オードロップゴー美術館のサイトを見るまで知らなかったのですが、もうすっかりユールさんの虜です。いつまでもここにいたくなりました。


 ここが玄関。





 一眼レフも持って行ってたのだけど、隣に”いかにも建築関係”の人がいてコンパクトデジカメで撮影していたものだから、なんだか気後れしてしまって一眼を出しづらく…自分もコンデジで撮影。一眼レフで撮影しておくべきだったわぁ…。
 Finn Juhl's House ←写真はこちらがきれい。


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