2017/11/08

2017 Paris Masters に行ってきました その1 モンサンミッシェルへ

 (ニューヨークの続きは、またいずれ記述するとして…)
 いつか行きたいとずっと思っていたマスターズ・パリ。今年はローランギャロスには行けなかったから、パリにもぜひ行きたいと思い、様子を伺っていた。



  いよいよ飛行機の予約をしたほうがいい10月の初め、急遽、母と共に行くことになった。そしておおよそ10年ぶりの海外旅行となる母が「モンサンミッシェルに行ってみたい」と言うので、いろいろ情報を集め、ツアーではなく自力でモンサンミッシェルを目指すことにし、TGVとバスを予約した。アコーホテルズアリーナで写真を撮るには明るいレンズが必要と思い、熟考の末、望遠レンズをレンタルした(これがあとあと痛い目に…)。出かける前にハードディスクを70時間分ほど空けるという快挙を達成。土曜日の朝(現地、金曜の19時だった?)にパリのドローが出ていて、ガスケが1回戦からだということを改めて確認する。そうか!やっぱりか…ガスケのランキングは把握していたけど欠場選手が多いから2回戦からかな?と都合よく考えてきちんとシード数を確認していなかった。しかも相手はペールさん。わぁ…。

 10月29日(日)の夜、台風(サオラー)の影響でひどく風の吹く中、出かけた。どうしてこんな時こそタクシーをお願いすることを思いつかないのか…?駅に着くまでに、もうびちょびちょ。コートをクリーニングに出した意味なし。バスタ新宿から20:00のリムジンに乗り、羽田空港へ。予定通り20:40前に着。余裕をもって出てきたので、飛行機出発までは3時間近くある。例のごとくエールフランスは、予定よりも早く出発予定との告知。まずはドコモのカウンターで、ガラケー(母)の場合の海外での使い方を確認する。

 修学旅行生の団体をいくつか横目に、ふたりとも若干風邪気味だったのでかぜ薬とマスクを買う。セキュリティーチェックを通り、歯ブラシも買い、母は歌舞伎揚を買う。なにそれ(笑)。搭乗口までが遠い。エールフランスの搭乗口近くの販売機になんと!”チーズおかき”があったので、思わず買う。日本人だなぁ。

 羽田空港の施設やサービスについてのアンケートに答えて、フリクションペンをもらう。
 万が一、飛行機が遅れたら、モンサンミッシェルに行かれなくなってしまうので困ると思っていたけれど、定刻通りに飛行機は動き始めた(23:50発)。実際離陸までにはだいぶ時間がかかったけれど、とにかく飛んでよかった。入口で流暢な日本語で案内してくれたスチュワードさん二人にびっくり。


 窓側を選択して、通路側には外国のお姉さん。私は睡魔に襲われてまず一眠り。夕ご飯にはシャンパンを頼み、照り焼きチキン(左)をいただく。これ、なかなかおいしかった。

 そのあと、しばらく眠る。母は映画を見ていた。私も5時間ぐらいのところで目が覚めたので、母の見ていた猫の映画(「ボブという名の猫」)を見る。ネコを飼っていたことのある私たちには、ところどころ、ネコのおかしいところやかわいいところがたまらなかった。猫にリードをつけて散歩させようとすると大変なことになるんだよなぁ、と思い出しても笑ってしまう。英語だから、ストーリーはおおよそしかわからなかったけれど。「ラ・ラ・ランド」もあったので、ライアン・ゴズリング、ロジェバセくんと似てるなぁと思いながら見る。


 到着前の朝食。パンはひとつ残した。

 そうこうしているうちに、CDGに到着した(4:45着)。まだ外は暗い。このままモンサンミッシェルに移動するので、スーツケースを受け取り、そこで荷物を整理した。今回はWi-Fiをレンタルしてこなかったので空港のフリーWi-Fiを利用しようとしたけれど、なぜかつながらず焦る。肝心のテニスのOOPが確認できなかった。6:00、エールフランスバスでモンパルナス駅へ。このルートを利用するのは初めて。だいぶ街の雰囲気も違う。

 「バスを降りたら左」と母が言うので、左に進んで行ったけれど、一向に駅の入口が見当たらない。ずっと歩いて行ったら最初のエッフェル塔が見えた。近くにいたおじさんに入口はどこ?と英語とフランス語で話しかけてみたけど断られる…。


 結局4分の3ぐらい回ってから駅構内に入り、その後も右往左往、上へ下へも移動して、いろんな人に聞きながらようやくTGVのホームにたどり着いた。その後、駅の入口を確認。バス降りてから右に行けばスムーズだった…。

 webで予約しておいたTGVのチケットを受け取り、ロッカーを探すけれども見つからず、インフォメーションセンターで確認すると「ないよ」とあっさり。え〜っ…。あるという情報を得ていたんだよねぇ。各所、改修工事している影響なんだろうなぁ。スーツケースをここで預けていこうと思っていたのだけれど。とにかく、モンパルナス駅はわかりにくい。ここからどこかへ移動しようとしている方は、あらかじめ駅構内の地図を確認しておいたほうがよいでしょう。私たちはバスを降りてから1時間近く彷徨いました。こうなることを想定して、だいぶ時間的余裕をもって列車を予約していたので、さらに出発までは1時間以上あり、母がPAULでフランとアップルパイを買ってきてくれ、いただきます。私はドコモに電話をして、Wi-Fi接続について相談すると、ネットワーク設定のリセットを勧められ、実行したらつながった。ひと安心。ただし、今夜ガスケvsペールの試合があることがわかった…。そりゃそうなるよねぇ…。ベネトーさんvsシャポバロフくんも。

 レンヌ行きのTGVのホームがなかなか発表されない。隣に座っていた中国系のおばさんに中国語で声をかけられて「???」という顔をするとフランス語になった。「何時の列車?」と聞かれたんだと思い答えてみたけれど、こちらのフランス語がおばさんに伝わらず…。私たちが先に電車に乗ることになり、バーイとだけ伝えた。

 9:56発レンヌ行き。TGVの中では、スーツケースの置き場に困っていたらお兄さんが助けてくれた。スーツケース2段重ね。少ししたら、見覚えのある背の高い男子が歩いてきた。「ん?これは??誰だっけ??メドベドフくんだ!!」なぜか一度戻ってラケットバッグを持ってきたので間違いない。びっくり!どこに行くの??確認したらパリの予選でマチューに負けてたんだった。そうかそうか。彼もレンヌで降りた。このままNext Genミラノの大会に向かったのかな?前に座ったカップルのラブラブ具合に少し困惑。彼のパソコンにはトトロがついていた。

 レンヌ駅も工事中で混乱気味。バスへの乗り換え時間が20分なのでどきどきしながら、とにかくバスのマークに向かって移動。たどり着けてよかった…。けっこうな人数がバスに乗り込んだ。途中、牛があちこちにいた。のどかな風景。モンサンミッシェルに近づくと、ちらちら隙間から見える箇所があり、運転手さんが一番前に乗っていた女の子に説明していた。一種のナンパだな。

 無事に予定通り13:00前に到着して、島内へ連れて行ってくれるバス(無料!)に乗り換え、二つ目で降りてホテル(ル ルレ デュ ロワ)へ。ホテルにはエレベーターがなく、スーツケースを2階分運んだ。ふぅ…ほんとはモンパルナス駅に預けてくるはずだったのに(しつこい)

少しほっとして、モンサンミッシェルへ向かいます。
  わーお!!!

 島内、少し上がった所から。お天気がよくてよかった。こちら側から来た。

 修道院の内部。

 正直なところ、内部にはさほど興味はない。




 おみやげ屋さんがたくさんあって、スミレのパッケージ柄(母がスミレが好きで、私が10年近く前にパリからお土産で買っていた絵葉書と同じ柄)のトレーを3つ購入。コートダジュールって書いてあるから、ここで買わなくてもよかったんだけども。

 島内にいたネコ。まだチビ。


 15:00過ぎ、潮の満ちた状態を確認してみたけれど、この日はさほど満ちてはいなかったみたい。


 帰り際にお腹が空いたので食べたサンドイッチと値段(3ユーロ)で選んだコーヒー。小さかった(笑) 名物のオムレツは「高すぎるね」と意見が一致し食べなかった。食べてみてもよかったかな〜。味はそれほどでもないらしいけれど。

 16:00ごろ、一旦島を後にしました。

 このバスが無料で往復しています。便利。

 ホテルの窓から日暮れ。来る途中で気になった木。

 部屋の小さなベランダに出ると、右側にモンサンミッシェルが見えた。(だいぶ望遠で)

夕食をどうするか?ホテルのレストランも口コミ評価が高かったし、近くのホテル2軒のレストランメニューも見たりしたのだけれど、なんだか決められず、お腹が少し壊れ気味だったこともあって、結局スーパーでりんごとバナナを買ってそれで済ませた。

 ホテルのテレビでテニスが映った(42ch)ので、ガスケvsペールを見た。1時間ほどしたところで、なぜか見られなくなった(涙) 2nd set ガスケがリードしてたとこまで見てたから、その後なんでフルセットになったの??と不思議だった。勝っててよかった。

 21:00頃。再びモンサンミッシェルを見に外に出る。これはホテル近くのダムの所から。三脚ないと無理だ。


 母はホテルに戻りたかったみたいだけど、結局バスに乗って、もう一度島まで行った。望遠レンズ、近すぎて全体映らず(笑)

思っていたよりは寒くもなかったし(手袋はした)、美しかったなぁ。
 バスタブのあるホテルにしたから、お湯であったまって就寝。長い1日だった。
 ガスケが勝っていてよかった。そして、明日の夕方はガスケ&プイユくんのダブルスが組まれている〜♫間に合うかな?


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