2018/11/29

2018 Davis Cup Final に行って来ました その1 さっそくのリシャール

 とにかく”あの”ホテルを予約したのです。

 毎度、楽しませてもらっているFFT制作の映像を見て、去年の宿泊ホテルを確認していたので、会場がおそらく去年と同じスタジアムに決まりそうになった直前に予約をしたのです。この段階では、まだ決心がついていませんでした。でも、楽天ジャパンオープンで魅せてくれたガスケを、また観たいという気持ちが大きくなり、10月半ばから、諸々調整し始めました。”ラ・マルセイエーズ”の練習も始めます。


 ただ、その後のパリ・マスターズではガスケの調子がいまひとつだったこともあり、少しトーンダウンして編み物を始めたりしました。でも、この時点では、ガスケはとにかく何かしらの形で出場するだろうと考えていました。
 しかし、直前合宿が始まってもガスケがバスに乗っていなかったという情報があり、11月12日にご本人自ら欠場を発表…。


 そうか…と。パリでのソックとの試合の時、なんだかおかしかったものね…。だけど、そうなるとリール行きはどうしようか??と。テンションはだいぶ下がりましたが、デビスカップも最後だし、会場の雰囲気も知りたいし、とにかく応援には来るだろうと思い、キャンセルという判断はできませんでした。
 ロンドンのファイナルズでは、思いがけないピエール&マウーさんの活躍にドキドキ。スーパーマッチタイブレイク9−5だかまでリードしていたにもかかわらず追い上げられ、最後はピエールのDFで終わるという、あぁあぁ…という状況で優勝を逃してしまったけれど、それでも良い兆しでした。

 J.Wツォンガ、ルカ・プイユ、ジェレミー・シャルディの3人で始まった合宿。FFTが今年も動画を配信してくれ、去年とホテルが違うことが判明!「えっ???」と衝撃が。キャプテンが「静かな環境が望ましい」との判断だそうで。私たちみたいのがいるからか…。
 しかし、この時点ではそのホテルにも空室があったので、こちらとしてはホテルを変更するかどうか?悩む日々。結局数日後に、チームが去年と同じホテルに移動。これまたびっくり。なんだよ。なんだよ。変更しなくてよかったよ。
 急速に出発の日が近づき、急にカメラの心配をし、会場に一眼レフを持ち込めないことが発覚…出発1日前にヨドバシカメラでカメラを購入。何してんの…ちゃんと早めに調べときなさいよ…。

 今回は3泊5日の短期旅行なので、荷造りにはさほど混乱はありませんでしたが、旅に慣れてくると、やはりよくないことが起こります。一旦出かけてから歯ブラシの充電コードをスーツケースに入れていないことに気がつきました。あぁよかった。これないと、結構ブルーだわ。

 職場から空港に向かい、空港到着は20:40ぐらい。シャワーが空いていたら、と思ったけど満室。100分待ちというから諦めます。久しぶりにモバイルバッテリーを充電したら、なんだか雲行きが怪しかったので、空港内のビックカメラで購入。出発前から出費がかさむわぁ。バッテリーを購入したとはいえ、充電が完全ではないので、化粧品等には見向きもせずに早々に搭乗ゲートに向かい充電に勤しみます。

 今回は3人の方とご一緒させていただくことになりました。全米にもご一緒したKさんは、焼肉を食べていらしたとのことで、においを気にしてらっしゃいました(笑)。同じ飛行機に乗り組みます。席はバラバラ。私はどういうわけ(安いチケットだから?)か?30時間前になっても座席が選択できず、窓側から一つ入った席になりました。両脇は外国人男性。右側はかなり大柄な人。左側は顔の長いお兄さん。ギリギリでドローを確認しました。シングルスはジョーとジェレミーでいくと!!


23:50発なので、かなり眠くてすぐに一眠りしてしまいましたが、食事をとにかく食べ、ヴァンサン・カッセルとロマン・デュリスの共演という、なんとも贅沢な映画『Fleuve noir』を英語で見始めます。予想通りだけれど気分が沈んできます(笑) 文化の違いをヒシヒシと感じつつ、一応最後まで見ました。うっかり映画館に行かなくてよかった、という感じです。それでもかっこいいヴァンサン・カッセルは、ずるい。ロマン・デュリスは、ちょっと老けたかな?邦題は『警視ヴィスコンティ 黒の失踪』というらしいです。近々wowowでも放送するとか。あとは、ただただ眠ります。



 CDG空港に予定より少し早く到着。スーツケースもすんなり出てきました。みなさんと合流して、TGVの出発時刻まで時間を潰します。6:00過ぎにはお店も開いたので、Paul を探して空港の端まで行きますが、今は工事中らしくて入れず。別のカフェで食事をしました。赤いのはグレープフルーツ。ヨーグルトにはイチジク入り。


 ほどほどの時間にTGVのホームに移動。駅構内のサインやピクトグラムが気になります。

 
 8:08、リール行きに乗ります。それにしても寒かった。息が白く見えたのは久しぶりのこと。ホームに金属でできたベンチがありましたが、冷たかった…。

 TGVに無事に乗り込んで少し経つと、日の出の時間でした。タラッタッタッタ タァララ…と『世界の車窓から』の音楽が流れてきます。

 リール・ヨーロッパ駅(Gare de Lille-Europe)に到着。

 駅前には草間先生の作品が。

 その先にある、リール・フランドル駅(Gare de Lille-Flandres)

 さらにスーツケースをごろごろしながら10分ほど歩きました。


 しっかり者のPさんのおかげで、9:40ごろホテルに順調に到着。まだチェックインができないとのことで、とにかく荷物を預けて、ロビーで少しのんびりすることにしました。順番にトイレに行くことにし、私が席を外していた時に、なんと「ガスケ、出てきた!」と!!えっ???じゃ、また出て来る?出て来る??街を散策するつもりでしたが、これはもう動けなくなりました。

 ホテルはすっかりクリスマスモード。このソファの色、好きです。





 ロビーでお茶を飲みながら待ちます。ツォンガや、ツォンガの奥さん、スーザンちゃん(ジェレミーの奥さん)もその場に居合わせ、3、40分待ったでしょうか?とうとうガスケが出てきました。うわーどうしようっ!!もう、これは声をかけないわけにはいかない…。他にも待っていた人がいて、声をかけていたので、私もすかさずお願いしました。でも、だいぶイヤそうです。なんでこのアジア人ここにいるんだ?ぐらいの気持ちでしょう。

 髪の毛、すっかりノーマルに戻ったな〜。ちょっと残念。

 同時に、Kさんがツーショット写真を撮ってくれました。ガスケと撮るのは実は初めてです。私、二日ぐらいお風呂入ってないけどね…仕方ないよね。キャリアを考えるとこの先あまりチャンスがないかもしれないから、撮らせてもらおうと決心。やっぱりガスケは背高いんだなぁと。何か話さなくては!と思い、咄嗟に出てきたのが「アーユー、OK?」あぁ…自分の語学力が悲しい。ガスケも、そう言われてもさぁ…でしょうねぇ「サンキュウ」とだけ返してくれました。あなたの腰?背中?の調子はどうなの?と聞きたかった。ま、細かいことは答えないでしょうけどね。

 その後、電話をしながらウロウロして、ソファに座るガスケ。ベネトーさんやペイルに連絡してしていたのかもしれません。ツォンガの奥さんたちとビズーしてました。あんまり見ない。あんまり見ない。と思っても、目が合ってしまいそうになります。

 少ししたら、ガスケはFFTの人たちと車で会場に向かったようです。
 私たちもいつまでものんびりはしていられません。会場に向かうことにしました。

 スタートにして、もう、やりきった感でいっぱいです。
 

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