2016/06/03

2016 Roland Garros に行ってきました その1 パリの朝は早い

 もうぐちゃぐちゃなこのブログですが…今年もローランギャロスに行ってきたのでできるだけ早く記します。


 
 今年はテロの影響があり、家族に珍しく「今年もパリに行くのか?」などと聞かれましたが、私の中では迷うことなく行ってまいりました。どこにいても、何をしていても、何が起こるかわからないのです。行かないで後悔するわけにはいきません。

 まぁそんなことを考えつつも、万が一ガスケがケガをしてツアー離脱なんてこともあり得ないことではないので、早々には決断できず、飛行機を予約したのはゴールデンウィークに入ってから。ローランギャロスのチケットもちらちら探し始め、まずはチケットが取りにくくなる水曜日(5/25)のスザンヌ・ランランを入手。手数料がぐっと安くなって、助かります!FFT!!

 出発が近づいてきて、気になり始めたことが。急にパソコンに保存してある写真のことが心配に(一度、パソコンがクラッシュした経験あり)、どうするべきか検討を始めました。「いつも、ぎりぎり過ぎませんか?」という声はさておき…、検討の末、HDを購入。本当は写真だけをバックアップするつもりだったのですが、Macユーザーならぜひ使うべき機能と書かれていた”タイムマシーン”なるものを使ってみることにしました。週末に美容院に行ったり(これももっと余裕のあるときに行っておきなさいよ)洗濯やら荷物の準備をしつつ、タイムマシーンを設定しましたが、最初のバックアップがちっとも終わらず「えっ??これ、だいじょうぶなの??」と。原因は「暗号化」を選択してしまったことのようでしたが、時すでに遅し。待つしかありません。結局、朝、そのまま仕事に行き、帰って来たら終わっていたのでホッとしましたが… 暗号化なんてするんじゃなかった。というのが感想です。特段、漏れて困る情報はありません。ガスケの写真ばかりでちょっと恥ずかしいだけです。

 出発当日、日本時間火曜日の早朝、ガスケが無事に1回戦、T.ベルッチに勝利をしたことを確認。寝過ごしては困るので試合を見てはいなかったけど、勝ってよかった〜。朝早く起きてスーツケースに荷物を詰め、出勤。職場から羽田空港に向かいます。新宿のバスタからリムジンバスに乗り、40分。あっという間に到着しました。まずシャワーを浴び(2度目なので準備も万端です!)、コーヒーを飲んで少しゆっくりし、両替してWiFiレンタルを受け取り、最終的な荷物の整理をしてチェックイン。今回は直前に無駄にペットボトルを購入するという失態もせずに済みました。ようやく学習。

 ここで急に「そういえば美容院で読んだ雑誌に出てた、香水を見に行ってみよう」と免税店の地図を確認すると、すぐそばにクロエが。行ってみます。そして嗅いでみます。うわ〜いい香り。数種類あり、迷いに迷った挙句、購入。素敵な香りです。香水なんて久しぶり。免税店でのお買い物をこなし、正しい海外旅行っぽくなりました。

 どういうわけか、エールフランスのゲートは遠いのです。去年もでしたが、いちばーん端っこ。ほんと遠い。22:50出発予定時刻も10分早まっているし、周りに人がどんどんいなくなるしで不安になりつつも、とりあえずゲートまで急ぎます。


 この時点では、大会4日目のスケジュールは確定しておらず、ドキドキしていました。
飛行機に乗り込み、窓側に座ると、隣はフランス人二人組の女性。スキンヘッドのスチュアードさん(しかもふたり!!)に興奮しつつ、羽田の夜景はきれいだ〜と感動していたら、すぐに睡魔に襲われ最初の就寝。それでもどういうわけか、ごはんの準備があると起きるのですねぇ。ちゃんといただきます。
 ここは日本食を選択。シャンパンと鳥の照り焼きという謎の組み合わせにはなりましたが、照り焼きソースが美味しかった。


 あまり早く寝始めてはいけないなぁと思いつつも、映画も特に見たいものがないし、なんだか眠いので眠ることにしました。


 次に目覚めたら朝ごはん。

 隣のお姉さんが、よく席を立つ人で助かった。同じタイミングで私も出歩くことができました。
 ほぼ予定通り、4:30頃にシャルル・ド・ゴール空港に到着。

 ローランギャロスのスケジュールを確認し、ガスケの試合が今日(5/25)のスザンヌ・ランランだとわかりワクワクしました。まだ市内までのバスが運行していないので、しばらくここで荷物を整理したり歯を磨いたりします。(外に出てしまうより、ここにいた方が多少は安全のはず。大半の人はタクシーで移動したり、お迎えの人が来てくれているのかなぁ?)同じように時間をつぶしていた日本の方にスーツケースを見ていていただきました。空港でお願いするのは少し気が引けましたが、心よく引き受けていただいてありがとうございました。

 6時前にバス停に移動。チケットを買おうとしたら、なんとバス(Line2)でホテルのあるトロカデロまで行かれるようになっていました!これは嬉しい!
 ☆Le bus directのサイト↓
 6:15ごろバスに乗りました。このバス、とっても便利なのに、いつもガラガラ。経営は大丈夫なのだろうか?と心配になります。

 凱旋門を通り、ちょうど1時間ほどでトロカデロに到着。うわー!ここに来るのは1年半ぶり!嬉しい!さっそくスーツケースをゴロゴロひっぱり、シャイヨー宮に行ってみます。
 エッフェル塔、きれいだ!
 
 雲もないし、本当に美しい。7:30頃。エッフェル塔がいつでも眺められるよう、トロカデロに泊まっています。この時間にも子供たちがたくさんでやってきたり(遠足?)、黒人のお兄さんたちが串刺しエッフェル塔を観光客に売りつけたりしていました。
 しばらくうっとり眺めていましたが、そんなにのんびりはしていられないのでホテルに向かいます。
 ホテルは数回利用しているところなのですが、スタッフのお兄さんが変わっていなくてほっとしました。「部屋が満室だからまだチェックインできないよ」と言われ、また少し荷物を整理して、スーツケースを預けてから出かけます。


 去年は友達と一緒で、自転車での移動がとても楽しかったので、今年も乗ってみようかと思いつつも、自身の方向音痴具合を思いだし、無難なメトロで移動することにします。まずカルネ10枚券を駅で購入し、目指すのは、Du Pain et Des Idées(デュ・パン・エ・デジデ)。すっかりクリストフ・ヴァスールさんが気に入ってしまったので、このお店に行くことが今回の旅の目的の一つでした。Jacques Bonsergent駅に向かいます。


 駅を降りてからお店にたどりつくまで「あっちじゃない…こっちじゃない…」を繰り返しましたが、どうにかお店を発見。たどり着けてよかった。初めは、お店も混んでおらず、外にあるテーブルにも親子が一組いただけだったので、やさしそうなおじさんからパンを二つ購入し(おばさんはちょっと無愛想)、外のベンチに座りました。ポム・ド・ショソンとエスカルゴ(シトロン味)を購入。紙袋もきれいです。


 あっ!日本からスーツケースに入れて運んできたペットボトルのお茶をホテルに忘れたことを思いだし、残念に思いつつも食べ始めます。最初は「今食べるのはひとつだけ」と思っていたのですが、案外お腹が空いていて、結局ふたつとも食べました。おいしっ。
 ちょっとしたら、学生が20人ぐらいやってきてにぎやかに。各々、思い思いにパンを購入してかじりつきます。パンとセルフィーして、とっても楽しそう。突然、講義が始まり「ん?」と見ると、そこにはクリストフ・バスールさんが!!えっ??

 学生は、もしかして製菓学校のひとたちだったのか?バスールさんは「心をこめてパンを大事に作っています」というような話をしていたと思う。日本のお店と、ここのお店とかなり頻繁に行き来しているのでしょうか?


Jacques Bonsergent駅のところ。


 9:30ごろ、バスールさんにもお会いでき、お腹も満たしたので、ローランギャロスに向かいます。だいぶ東の方まで来てしまったけれど、40分ほどで会場近くのMichel-Ange-Auteuilまで来ました。馴染みのパン屋さん(Boulangerie-Pâtisserie Bonneau)で、ジャンボンフロマージュを購入。「またパン??」と思いつつも、この気持ちを止められなかったのです。テニスボール型のケーキは大会中だけでしょうか?


 信号を渡ったあたりから、とても混雑していました。去年よりも警備が強化されていたせいでしょうか?セキュリティの人に、みんな一応「上着をひろげて」とこの時点で言われてましたが、この程度で良いのか?という疑問もあり。



  そんなわけで入り口にたどり着くまでにかなり時間がかかりました。もう11:00になっちゃうなぁ。 ガスケ、練習してるかなぁ?



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